“Demo Play(仮称)”

任天堂宮本氏、マリオで行き詰ったステージをコンピューターが自動でクリアしてくれる機能を導入
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1274995.html

“Demo Play(仮称)”と呼ばれているこの機能は、New スーパーマリオブラザーズ Wiiで初めて導入される予定で、主にゲーム初心者のプレイを助けることを目的としたもの。プレイヤーがゲーム中で行き詰まりステージの先に進めなくなった際に、(コンピューター)が自動でそのステージをクリアしてくれるそうです。「今後他のゲームにも導入していく」と宮本氏は確認。

                                      • -

 個人的には「やっとか」という感想。動画投稿サービスが娯楽のスタンダードと化した昨今、ゲーム消費のスタイルは『プレイして楽しむ』ことから『見て楽しむ』方向へとシフトしているのが現状だ。『見て楽しむ』消費者(?)の中には所謂カジュアルゲーマーも大多数存在していて、そんな人たちが『見て楽しんだ』作品を買ってくれることもあるかもしれない。しかし、「攻略本があればなんとかクリアできる」スキルを持ったカジュアルゲーマーなんて、実際のところそんなに多くはないのだ。そんなとき、ソフトウェア側からの攻略難民救済措置があれば、“ゲーマーの新芽”を保護できる可能性は増えると考えられはしないだろうか。
 え? どうせゆとりは“Demo Play(仮称)”でクリアして自分ではやらないって?無論そういう側面があることは否定できない。けれども、CPUにクリアしてもらったときに「悔しい」だとか「やっぱり自分でやってみたい」と考える層だっているハズだろう?突然話が変わるけれど、ミクやアイマスやモンハンは全てこの手法によって売れたコンテンツである。ま、攻略動画なんてちょっとググれば大体見つかるのだけれど、こういった『見て楽しむ』アプローチをソフトウェア側から行うことで、商品単体のパッケージ性と価値が高まり、ゲームがより万人に優しい娯楽へとステップアップしていくのではないか、そう考えるのである。
 はい? “Demo Play(仮称)”のせいでゲーム攻略本が涙目だって?そもそも“ただゲームの攻略情報を記載する”攻略本の価値が消え失せてから、一体どれほどの年月が経ってると思ってんだ?紙媒体には紙媒体でしかできないことがまだまだ沢山あるんだから、悲観してる暇なんてこれっぽっちもないでしょーに。
 ってなワケで眠れないから筆を叩き付けた衝動的雑文、了。お目汚し申し訳なす☆