おたく趣味

「オタク趣味とは元来隠すもの恥ずべきものであった、そのようなこととは無縁の現代オタクは幸福である。 ――――アルファルファモザイク」(http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51464959.html

 いやー今は確かに住みやすいよな。めじろ台駅の書店ですら「電撃文庫新刊入荷しました!」とかポップ貼ってくれてるし。昔はアレだぜ?俺の小学校の担任のご実家が宮崎勤の家の二軒隣とかでさぁ。話とか詳細に聞いちゃってたし、あんな事件のあとだったから、ビクビクしながら八王子のアニメイトセラムンの下敷きとか赤チャのグッズ買いに行ったもんですよ。
 とはいっても、アニメやゲームといったメディアが商業的という意味も含めたうえでポップ化した昨今、そもそも“現代オタク”と呼称される層が過去のオタク像からは大きく乖離してるのは明白なワケで。いやそれでも、記事の内容はなかなかに興味深かったのであった。
 特にオトナファミの富野インタビューが面白い。これを読むためにオトナファミを買おうかなと思える1Pである。その中に「今のおたくはニセモノ。ビジネスに踊らされている」という発言があるが、逆説的に考えると、今はビジネスがファッションオタクを作り出しているんだよね。例えばアキなんちゃら然り、かーなんちゃら然り。いや、別に乗せられる人が良いとか悪いって話ではない。そういったマネー臭のする喧伝をすることによって生きてっている人、取り上げられたおかげで生きてけるようになった人が居るのだから。
 しかしね、最近富みに感じるのが、会話が「〜が好きだ」とか、「〜が楽しい」で終わるヤツが殊の外多いってことだ。何なんですか一体?『好き』っていう言葉の重みを全ッ然わかってない童貞野郎ばっかだってことでいいの? まぁ大抵は「話を合わせる」ための社交辞令みたいなもんなんだろうけど、考えもなしに「〜が楽しかった」なんて言われてしまうと、逆に「ああこいつ全然楽しくなかったんだな」って思っちゃいますよね。もちろん、これも逆説的に考えれば、例えばその作品だったりキャラだったりが、そいつの心に残るほどのもんじゃあなかった、ってことでもあるのだろう。それでも、別に啓蒙ってつもりではないけども、好きなら最低でもその理由くらい語ってくれたら嬉しいのになぁ〜、と考えてしまうわけですよ。ま、それを聞き出せない聞き手にも責任がないとは言えないけどね。
 というワケで俺は紫髪のキャラが好きだ。理由は俺の二重らせんの中にある! 以上!